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恋の罪 - 2016.06.10 Fri
「恋の罪」
(2011)

ちょっとチロルには荷が重いと、ずーーーっと腰が引けてた一作。
「冷たい熱帯魚」 からの~なりゆきで見てミタ。
ノって来た。
実際の事件をベースにした「家賃三部作」の二作目。
ある大雨の日、ラブホテル街の古びたアパートで女性の死体が発見される。刑事の吉田和子は捜査を進めるうちに、大学のエリート助教授美津子や、人気小説家の妻いずみの秘密を知ることになる。
東電OL事件を基にした作品。
この映画は、
水野美紀がヘアヌードに!?
ということでも話題になった。
水野美紀=東電OLって全然結びつかない・・・
と思っていたら、ミキティは刑事さんなのだった(合う!合う!)

冒頭、水野美紀がラブホテルの浴室でファックしているシーンから始まる。
ここから、”つかみはok!”
(ミキティのヌードというのは、浴室から出て来てバスローブを手に取る数秒なのだ)
あくまで事件をベースに、全く別のストーリーになっている。
いずみ(神楽坂恵)は、人気作家の夫(津田寛治)と二人暮らし。
支配的で完璧主義の夫の下、奴隷のような毎日。
ある日夫に、昼間外で仕事がしたいと言うと快諾される。
最初はスーパーでソーセージを売っていたが、街でモデルにスカウトされる。
当初はただのモデルと言われていたが、撮影はエスカレートし、やがてAVビデオに。
いずみは抗いながらも、別の自分に目覚めて行く。
その後、渋谷円山町のホテル街でいずみは美津子と知り合う。
美津子なら自分の中のわけのわからぬ”衝動”の正体を知っているのでは?
いずみは美津子にある場所に呼び出される。
そこは大学。美津子の昼の仕事場、美津子は大学の助教授だった。
美津子は、昼は助教授、夜になると円山町で立ちんぼをしていたのだった。
とにかく、前半の作家菊池家の夫婦関係の異常さにア然としている内、園子温ワールドにずっぽりはまって行く。
園子温は、独特の世界観を作り出して行く。
三人の女の物語にしたというのもうまいわね。
和子はやりがいのある仕事、幸福な家庭がありながら、夫の友人との情事にのめり込んでいる。
和子の相手がなんと、アンジャッシュの児嶋!!
なんだろうね、でんでんといいお笑い畑出身の人というのはいい味だすよな。
しかし、なんといっても、美津子役富樫真の大迫力!
昼の顔と夜の顔のギャップも見もの!
美津子の髪の分け目に白髪があるとこがリアルでいいねえ。
大学の先生とか、いるいる、こういうタイプ!ってかんじ。
いずみの奥さま然としたコスチュームといい、各キャラクターが作り込んでる。


終盤、美津子の母が出て来てから、物語は違う方向へ展開する。
母役大方斐紗子(おおかたひさこ)の凄みのある演技にやられた!感。
神楽坂恵って、セリフ回しとか演技うまいとは思えないんだけど、それがかえって園子温作品に不思議なあじわいを与える。
園子温はキャスティングがうまいね。
デリヘル「魔女っ子クラブ」のスタッフ、小林竜樹(「こっぱみじん」)
なかなか重要な役ドコロだった。
他に、園組 深水元基(カラダ活かしてAV男優役w)
――言葉なんか おぼえるんじゃなかった
美津子が大学で教えていた、田村隆一の詩(「帰途」)が効果的に使われている。
この辺りの園子温は、エッジィだったのねえ。
関連記事:
園子温作品
「冷たい熱帯魚」
「TOKYO TRIBE」
「地獄でなぜ悪い」
「男痕 -THE MAN-」
(2011)

ちょっとチロルには荷が重いと、ずーーーっと腰が引けてた一作。
「冷たい熱帯魚」 からの~なりゆきで見てミタ。
ノって来た。
実際の事件をベースにした「家賃三部作」の二作目。
ある大雨の日、ラブホテル街の古びたアパートで女性の死体が発見される。刑事の吉田和子は捜査を進めるうちに、大学のエリート助教授美津子や、人気小説家の妻いずみの秘密を知ることになる。
東電OL事件を基にした作品。
この映画は、
水野美紀がヘアヌードに!?
ということでも話題になった。
水野美紀=東電OLって全然結びつかない・・・
と思っていたら、ミキティは刑事さんなのだった(合う!合う!)

冒頭、水野美紀がラブホテルの浴室でファックしているシーンから始まる。
ここから、”つかみはok!”
(ミキティのヌードというのは、浴室から出て来てバスローブを手に取る数秒なのだ)
あくまで事件をベースに、全く別のストーリーになっている。
いずみ(神楽坂恵)は、人気作家の夫(津田寛治)と二人暮らし。
支配的で完璧主義の夫の下、奴隷のような毎日。
ある日夫に、昼間外で仕事がしたいと言うと快諾される。
最初はスーパーでソーセージを売っていたが、街でモデルにスカウトされる。
当初はただのモデルと言われていたが、撮影はエスカレートし、やがてAVビデオに。
いずみは抗いながらも、別の自分に目覚めて行く。
その後、渋谷円山町のホテル街でいずみは美津子と知り合う。
美津子なら自分の中のわけのわからぬ”衝動”の正体を知っているのでは?
いずみは美津子にある場所に呼び出される。
そこは大学。美津子の昼の仕事場、美津子は大学の助教授だった。
美津子は、昼は助教授、夜になると円山町で立ちんぼをしていたのだった。
とにかく、前半の作家菊池家の夫婦関係の異常さにア然としている内、園子温ワールドにずっぽりはまって行く。
園子温は、独特の世界観を作り出して行く。
三人の女の物語にしたというのもうまいわね。
和子はやりがいのある仕事、幸福な家庭がありながら、夫の友人との情事にのめり込んでいる。
和子の相手がなんと、アンジャッシュの児嶋!!
なんだろうね、でんでんといいお笑い畑出身の人というのはいい味だすよな。
しかし、なんといっても、美津子役富樫真の大迫力!
昼の顔と夜の顔のギャップも見もの!
美津子の髪の分け目に白髪があるとこがリアルでいいねえ。
大学の先生とか、いるいる、こういうタイプ!ってかんじ。
いずみの奥さま然としたコスチュームといい、各キャラクターが作り込んでる。


終盤、美津子の母が出て来てから、物語は違う方向へ展開する。
母役大方斐紗子(おおかたひさこ)の凄みのある演技にやられた!感。
神楽坂恵って、セリフ回しとか演技うまいとは思えないんだけど、それがかえって園子温作品に不思議なあじわいを与える。
園子温はキャスティングがうまいね。
デリヘル「魔女っ子クラブ」のスタッフ、小林竜樹(「こっぱみじん」)
なかなか重要な役ドコロだった。
他に、園組 深水元基(カラダ活かしてAV男優役w)
――言葉なんか おぼえるんじゃなかった
美津子が大学で教えていた、田村隆一の詩(「帰途」)が効果的に使われている。
この辺りの園子温は、エッジィだったのねえ。
関連記事:
園子温作品
「冷たい熱帯魚」
「TOKYO TRIBE」
「地獄でなぜ悪い」
「男痕 -THE MAN-」
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