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ブラック・ダリア - 2006.11.14 Tue

「ブラック・ダリア」(2006/THE BLACK DAHLIA)

戦後間もない1947年、ロスを震撼させた猟奇殺人事件。ハリウッドで夢に破れ「ブラック・ダリア」の通り名で呼ばれていた娼婦は、世界一有名な死体となったが、ついに真相が明らかになることはなかった。この実在の迷宮入り事件を基に、“アメリカ文学界の狂犬”ジェイムズ・エルロイが書き上げたノワール小説を映画化。事件に魅了され、人生を狂わせていく若い刑事2人の重厚なドラマが描かれていく。

20061114205820.jpg



「ブラック・ダリア」が映画化される!というニュースは、ずいぶん前に聞いた。最初は、「セブン」のデヴィッド・フィンチャーが監督候補だった。彼なら、ゲイセンスを活かした、ダークでセクシーな映像を見せてくれるに違いないと期待していたが、しばらくして、監督から降りてしまい、プランは頓挫した。半ばあきらめていたら、巨匠 ブライアン・デ・パルマが引き継ぎ、ようやく映画は完成した。

8月、今年のベネチア映画祭 オープニング作品となったが、評価は今ひとつであった。(ミラノの映画祭特集紙の星取り表は、5点満点で、2・75~3)

10月14日公開してから、観た人の感想も「今イチくん」であった。というわけで、さほど期待せずに観に行ったが―

デ・バルマだし、金もかかっているので、この時代のハリウッドの雰囲気はいいかんじで出ている。スカーレット・ヨハンソンの、あえて肌を見せない'40年代ファッションもいい。ベージュやサンドグレーといった、色味を押さえた上質なテクスチャーがすてきだ。モヘヤやカシミヤのニットに、真珠のネックレス、'40年代のヘアメイク。スカーレット(ばるこさんに倣って、以下「スカ」)は美しい。

と、ちょっとはほめてみたが・・・、なんかねー、やっぱりミスキャストじゃないかと、オレは思う。リーを演じる、アーロン・エッカートは、好きな役者だ。だけど、ちょっと違うだろ!りーとバッキー&ケイ・レイク(スカ)の三人は、二等辺三角形なのだ。バッキーとリーは、常に対の関係にある。(→Mr.ファイア×Mr.アイス)ジョシュのバッキーに対して、アーロンじゃフケすぎ。

謎の女 マデリン=ヒラリー・スワンクも好きな女優さんである。いくら二度もオスカーを取った女優でも、こりゃ違うだろ!何がいけないかって、ヒラリー(って書くと、つい、クリントン、と答えそうになる)、全然色っぽくない!もっと他に色っぽい人、いなかったのかねー。

そして、スカ。美しい。たしかにむちむちと美しいが、ワルの元情婦で、暗い影を持つ妖しい女には見えないのよ。二十歳そこそこ('84年生まれ)のおねーちゃんに、それを期待するのはムリがある。

なにより、この作品の敗因は作品自体に色気がない!色気もないけど、毒気もない。どうしちゃったんだ、デ・パルマ! と、言いたい。もっとノワ~ルなかんじが欲しい。

この映画のいいところは、ひとえに、ジョシュ! ジョシュ! チャーミングだった~! 不器用そうなとこもぴったりでいいのよ~。この作品で知り合ったスカとラブラブだけど、その後どうなのか?

josh5.jpg

10月30日付myブログに、エルロイ原作の映画化は、脚本が命、人形は顔が命と書いたけど・・・。これ、原作読まずに観た人、理解出来たのだろうか? 10年前に読んで、半分くらい忘れてしまった私は、話についていけなくて、なんだか頭使っちゃったよー。原作から、かなりコンパクトにまとまっているとは思うけど、もう少しなんとかして欲しかったな。

結論:やっぱり「ブラック・ダリア」を映画化するのは、無理があるよ。

これを観たら、無性に「LAコンフィデンシャル」が観たくなって、ごみにまとめたビデオをあさってしまいました。ごみ屋さんの日がまだで良かった!

そうそう、いきなり「ER」の受付・フランク(ゲイや人種に偏見のある元警官のオヤジ)が、部長刑事役で出て来たのにはびっくり!なんだか急にリッパになってました。それから、謎の男ジョージイ役を、なんと、デ・パルマの名作「ファントム・オブ・パラダイス」('74)のファントム役 ウィリアム・フィンレイが演っていた!ちょっとうれしかったな。

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