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名画 絶世の美男 同性愛 - 2015.05.26 Tue

【名画 絶世の美男 同性愛】 平松 洋

binan03.jpg


このところはまっている「名画」本の流れでひとつ。
そそられるカバー表紙につられて手に取ってミタ。
表紙カバーは、ジャン=イポリット・フランドン「若い男のヌード」(1835-36)



同性愛が禁じられていた時代より、芸術家たちは胸に秘めた愛の炎を美しき名画として昇華してきた――。
ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、カラヴァッジョ、フランドランから、ウォーホル、ホックニーまで。
天才たちの絵筆が描き出す、美しき男たちの華麗なる愛の世界が幕を開ける――。



既刊の「名画 絶世の美女」シリーズ三冊の兄弟編。
そもそもタイトルになぜ「同性愛」とついているのか?

今回著者がいわゆる「イケメン絵画」をセレクトする際、あまりに範囲が広い為、「ホモセクシュアルな視点」を基本にしてみたらどうかと考えたのね。
「古代ギリシャと神話たちの美男たち」から「20世紀の男たちの風景」まで四つのカテゴリーに分かれる。

興味を引かれたのは、
◆「ノアの泥酔」
洪水が収まり、ノアが方舟から出たのは601歳。その後農夫になりブドウを作る。
ある日、飲みすぎて酔っ払い裸で寝てしまう。
そのシーンをミケランジェロは、システィーナ礼拝堂で描き、グイド・カニャッチはとても600歳とは思えぬ若く美しいノアを描いた。
実はこれには隠されたストーリーがあり、ノアは三男ハムに犯されたという。
聖書が語る同性愛・・・。じぇじぇ!

binan04.jpg


◆「同性愛者が愛した少年像 美しきダヴィデ」
様々な芸術家が描いたダヴィデが一覧できる。

◆「聖セバスティアヌスの殉教」
――三島が心酔したレーニの聖人、美術と文学のゲイアイコン

ホモエロティックな作品として、”必須アイテム”でありましょう。
ここでも聖セバスティアヌスの競作が見られます。

「美男たちの肖像」のチャプターでは、詩人バイロンや彼の愛人医師ポリドーリの肖像や、ランボーとヴェルレーヌの肖像に絡めて、スキャンダラスなストーリーも知ることが出来る。

チロル的にホモエロティックな肖像画といえば、なんといっても、

◆ジョバンニ・ボルディーニ「ロベール・ド・モンテスキュー伯爵の肖像」であります。
プルースト「失われた時を求めて」のシャルリュス男爵のモデルとなった。

binan01.jpg


ロベール、他の肖像を見てもうつくしい!!

binan02.jpg


「失われた時を求めて」の映画化作品 【スワンの恋】(1983)では、シャルリュスをアラン・ドロンが演じた。ちなみにスワンはジェレ様。
このシャルリュス=ドロンは今ひとつ残念感あり。

binan05.jpg


ついでに
ロベールの恋人 ガブリエル・イチュリ 

binan09.jpg



◆ジョセフ・クリスチャン・ライエンデッカー「アローシャツカラーの宣伝」

binan06.jpg

レトロなこの絵、以前より ”かぐわしいかほり” がするなあと思っていたら、ライエンデッカーはやはりゲイだったとわ。
彼は17歳のモデル チャールズ・ビーチと恋に落ち、死ぬまで連れ添ったという。

↓ ライエンデッカー
binan07.jpg

→ その後チェック入れてみたら、ビーチはライエンデッカーの死から数か月後に亡くなってた。
モデルのビーチも気になるじゃあないか。
あった!

binan08.jpg
左から ビーチ、ライエンデッカー 右端はノーマン・ロックウェル




===
名画ばかりなので、とにかくパラパラと見ているだけで楽しい。
エピソードもおもしろかった。
一家に一冊置いておきたい一作。

ところで、「絶世の美男」という言い方って初めて聞いたなあ、とみょーに新鮮な気持ちがしたとです。
これから使ってみようっと。

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