スポンサーサイト - --.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
愛と誠 - 2012.06.19 Tue
「愛と誠」
(2012/角川=東映)

梶原一騎が原作を、ながやす巧が作画を手掛けた1970年代の漫画「愛と誠」を、三池崇史が映画化した純愛物語。
なぜ今さら 『愛と誠』 なのか??
なぜ30歳のブッキーに高校生役を!?
この作品を取り巻く数々の疑問、本編を見るとなんだか納得しました。
@角川シネマ有楽町
1972年、新宿。
ケンカシーンからいきなりの
♪やめろっと言われても~
西城秀樹 『激しい恋』 を歌うブッキー
チンピラ達をバックダンサーにしてのダンス、ミュージカルシーンが展開!
ア然・・・そして爆笑!!
「不良」 の太賀誠、「ブルジョアの令嬢」 早乙女愛、コテコテの'70年代ワールドを三池がアナーキーに描く。
こんな 『愛と誠』 は、今の時代でないと描けなかった。
「清純」(死語!) 早乙女愛さえも三池はパロディ化してしまう。
早乙女愛の誠への献身的愛も笑いに変える。

セリフから突然始まるミュージカルシーン、
「君のためなら死ねる」 岩清水弘=斎藤工くんの 『空に太陽がある限り』
早乙女愛が太賀誠に捧げる 『あの素晴らしい愛をもう一度』
などなど昭和の名曲にシビれながら、とにかく笑えるのだ。
今年一番笑った映画かも。
しかし、前半のハイテンションが後半はちとだれる。
この作品の問題点は尺が長いこと。134分は長い。
こういう内容なら90分ぐらいにして欲しかったな。
楽曲もフルコーラスでなく2番くらいでいいんじゃないの。
キャスティング:
武井咲の早乙女愛ははまってた。
あのあんみつ姫のような姫カットもよく似合う (ウイッグも自然)。
「君のためなら死ねる」 岩清水弘の工くん、キモい!
あの工くんがここまでキモくなるか!? すばらしい!!
岩清水弘のくっさいセリフも、たくみくんの低音の美声で繰り出されるとしっくりはまってよし。
たくみくんは最近三池に気に入られてるネ!

「影バン」 高原由紀役大野いとが魅力的 → 『夢は夜ひらく』
手垢が付いていないキャスティングが新鮮でよかった。
過去の映画化でこの役は多岐川裕美がやってたのね。なるほど~
「スケバン」(死語!) ガムコ 安藤サクラ キャラ立ち! → 『また逢う日まで』
太賀誠のこども時代を加藤清史郎くんが演じる。
まあ、大河ドラマ(「天地人」)に続いての、ブッキーのこども時代じゃないのおぉ。よろく
清史郎くんはこういう出演の仕方いいですね。子役は仕事を選びましょう。

三池とは、<忍たま乱太郎> つながり
そして余貴美子は、<悪人> に続いてのブッキーの母親役。役のキャラも似ている。
愛の両親に、市村正親と一青窈。
さすがメジャー作品だとキャストも豪華~~
エッジイでアナーキーな三池が最近はすっかりメジャーな大家に。
最近の作品は見てないんだけど。
今作はかつての三池っぽいと思って見てた。
かつての三池作品には、三池ホ○○モワールド=かぐわしいかほり があったけど、さすがにこれには感じられなかったな。
強いて言えば、走って行くまえけん(前田健) がちょっとおネエ走りだった(?)
冒頭、こども時代の誠と愛の出会いのシーンがアニメーションで描かれる。
これ、ナイッスアイデア! 実写でやらなかったのは グ~!
そして繰り返されるエンディングのアニメ・・・不覚にも涙してしまった・・・。
名門、青葉台学園のシーンは、目黒の庭園美術館、誠と由紀がうろつく横丁は新宿ゴールデン街と、東京のロケーションも楽しい。
===
『愛と誠』 は、1973~76年 「週刊少年マガジン」 に連載された。
読んでたよ、この時マガジン。
ながやす巧先生の画が好きだった。
太賀誠、早乙女愛、岩清水弘、高原由紀、座王権太・・・
今あらためて見ると、梶原一騎先生のネーミングセンスは秀逸。
ながやす巧先生はずっとご活躍されているんですね。
2010年には、『壬生義士伝』で第39回日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞。
先生、すばらしいです。
(2012/角川=東映)

梶原一騎が原作を、ながやす巧が作画を手掛けた1970年代の漫画「愛と誠」を、三池崇史が映画化した純愛物語。
なぜ今さら 『愛と誠』 なのか??
なぜ30歳のブッキーに高校生役を!?
この作品を取り巻く数々の疑問、本編を見るとなんだか納得しました。
@角川シネマ有楽町
1972年、新宿。
ケンカシーンからいきなりの
♪やめろっと言われても~
西城秀樹 『激しい恋』 を歌うブッキー
チンピラ達をバックダンサーにしてのダンス、ミュージカルシーンが展開!
ア然・・・そして爆笑!!
「不良」 の太賀誠、「ブルジョアの令嬢」 早乙女愛、コテコテの'70年代ワールドを三池がアナーキーに描く。
こんな 『愛と誠』 は、今の時代でないと描けなかった。
「清純」(死語!) 早乙女愛さえも三池はパロディ化してしまう。
早乙女愛の誠への献身的愛も笑いに変える。

セリフから突然始まるミュージカルシーン、
「君のためなら死ねる」 岩清水弘=斎藤工くんの 『空に太陽がある限り』
早乙女愛が太賀誠に捧げる 『あの素晴らしい愛をもう一度』
などなど昭和の名曲にシビれながら、とにかく笑えるのだ。
今年一番笑った映画かも。
しかし、前半のハイテンションが後半はちとだれる。
この作品の問題点は尺が長いこと。134分は長い。
こういう内容なら90分ぐらいにして欲しかったな。
楽曲もフルコーラスでなく2番くらいでいいんじゃないの。
キャスティング:
武井咲の早乙女愛ははまってた。
あのあんみつ姫のような姫カットもよく似合う (ウイッグも自然)。
「君のためなら死ねる」 岩清水弘の工くん、キモい!
あの工くんがここまでキモくなるか!? すばらしい!!
岩清水弘のくっさいセリフも、たくみくんの低音の美声で繰り出されるとしっくりはまってよし。
たくみくんは最近三池に気に入られてるネ!

「影バン」 高原由紀役大野いとが魅力的 → 『夢は夜ひらく』
手垢が付いていないキャスティングが新鮮でよかった。
過去の映画化でこの役は多岐川裕美がやってたのね。なるほど~
「スケバン」(死語!) ガムコ 安藤サクラ キャラ立ち! → 『また逢う日まで』
太賀誠のこども時代を加藤清史郎くんが演じる。
まあ、大河ドラマ(「天地人」)に続いての、ブッキーのこども時代じゃないのおぉ。よろく
清史郎くんはこういう出演の仕方いいですね。子役は仕事を選びましょう。

三池とは、<忍たま乱太郎> つながり
![]() | 忍たま乱太郎 特別版 [DVD] (2011/12/22) 加藤清史郎、林遼威 他 商品詳細を見る |
そして余貴美子は、<悪人> に続いてのブッキーの母親役。役のキャラも似ている。
愛の両親に、市村正親と一青窈。
さすがメジャー作品だとキャストも豪華~~
エッジイでアナーキーな三池が最近はすっかりメジャーな大家に。
最近の作品は見てないんだけど。
今作はかつての三池っぽいと思って見てた。
かつての三池作品には、三池ホ○○モワールド=かぐわしいかほり があったけど、さすがにこれには感じられなかったな。
強いて言えば、走って行くまえけん(前田健) がちょっとおネエ走りだった(?)
冒頭、こども時代の誠と愛の出会いのシーンがアニメーションで描かれる。
これ、ナイッスアイデア! 実写でやらなかったのは グ~!
そして繰り返されるエンディングのアニメ・・・不覚にも涙してしまった・・・。
名門、青葉台学園のシーンは、目黒の庭園美術館、誠と由紀がうろつく横丁は新宿ゴールデン街と、東京のロケーションも楽しい。
===
『愛と誠』 は、1973~76年 「週刊少年マガジン」 に連載された。
読んでたよ、この時マガジン。
ながやす巧先生の画が好きだった。
太賀誠、早乙女愛、岩清水弘、高原由紀、座王権太・・・
今あらためて見ると、梶原一騎先生のネーミングセンスは秀逸。
ながやす巧先生はずっとご活躍されているんですね。
2010年には、『壬生義士伝』で第39回日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞。
先生、すばらしいです。
![]() | 壬生義士伝 (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS 20-1) (2008/05/02) ながやす 巧、浅田 次郎 他 商品詳細を見る |
スポンサーサイト
● COMMENT ●
トラックバック
http://cieloluna187.blog32.fc2.com/tb.php/577-c060195e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)