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王子と踊り子 - 2012.03.22 Thu

「王子と踊り子」
(1957/The Prince and the Showgirl)


王子と踊り子 [DVD]王子と踊り子 [DVD]
(2009/07/22)
ローレンス・オリヴィエ、マリリン・モンロー 他

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気まぐれな大公と美貌の踊り子の恋を描いたの宮廷ラブロマンス。



<マリリン 七日間の恋> は、この作品撮影時の物語。
試写の前に観て、試写の後にまた観た。
<マリリン~> を観た後だとまた違う感慨がある。




カルパチア王国のチャールズ大公は、ジョージ5世の戴冠式出席の為ロンドンにやって来た。
女優エルシーを公邸に招き、一夜のアバンチュールを楽しもうとするが・・・。


もとはテレンス・ラティガンの舞台劇 <眠りの森の王子> (The Sleeping Prince)。
ロンドンでの初演は、ローレンス・オリヴィエとビビアン・リー。
映画化にあたり、ラティガン自身が脚本も担当。
いかにも舞台劇らしい話なんだけど、よく出来た脚本だと思う。
笑いのセンスも良い。

久しぶりにモンロー作品を観た。
こんなに美しかったっけ? と思うくらいほんとにキレイだった。
これはモンローファンのBESTランキングにランクインするのでは?
全てのショットが光り輝いている。
画面にマリリンが映っていると、マリリンばかり目で追ってしまう。

prince011.jpg


そんな自分に、ワイルダーが語るエピソードを思い出した。
マリリンはこの作品の後、ビリー・ワイルダー作品 <お熱いのがお好き>(’59) に出演する。

――マリリンとトニー・カーチスのラブシーン撮影でOKを出した後トニーが言った。
「もうひとつ納得が行かない。もう一度やらせてくれないか」
私はトニーに言った。
「トニー、観客はマリリンしか見ていないさ。何度やっても無駄だよ」


毒舌のワイルダーらしいエピソードだが、”真理” でもあると思った。


モンロー演じたエルシーという役、すごくむずかしいと思う。
酔っ払い演技も歌もある。
気がよくて純粋でちょっとおバカ、いつものマリリンの役どころなので、観客はこの役が容易ではないことに気づかない。
難しいことを簡単に見せてしまう。それがどれほど大変なことか。
→ 美空ひばりさんしかり、フレディ・マーキュリーしかり、全盛期のタイガー・ウッズもそうだった。
舞台ではこの役をビビアン・リーが演ったそうで、ビビアンこそそのことを一番わかっていたのでは。

prince04.jpg



しかしこの作品の裏であんな出来事が繰り広げられていたとは・・・。
<マリリン~> を観る前に是非こちらを観ておくことをおススメするッス。
2倍楽しめます。

prince01.jpg


英国外務省の外交官ノースブルック役リチャード・ワティスがいい味出していた。
近寄り難いようなマジメ系ハンサムUK顔だけど、コメディセンスもありうまい。

prince0122.jpg


===
<七年目の浮気>(’55)、<お熱いのがお好き>(’59)でマリリンと仕事をしたわがビリー・ワイルダーは、マリリンをこう評している。

――仕事を一緒にするには厄介この上ない。
でも苦労のあげくなんとかフィルムに収めてしまえば、スクリーン上に表われるもの、それはただただ目を見張るばかりだ。
オーラが立ち上る。
笑いのツボがわかっている。
セリフに対するカンも超一流だった。


気むずかしく毒舌で皮肉屋のワイルダーをしてこの評価。
しかしこの後がある。

――しかしその一方で300人のエキストラを用意して、ミス・モンローの9時のおでましを待っていると、夕方の5時に現れる。
「ごめんなさい、でも途中で道に迷っちゃったの」
7年間通い慣れた撮影所にやって来るのに!



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