2017-10

10億分の1の男 - 2011.08.31 Wed

「10億分の1の男」
(2001/スペイン/INTACTO)



Intacto (Spanish) [VHS] [Import]Intacto (Spanish) [VHS] [Import]
(2003/06/24)
Max von Sydow、Eusebio Poncela 他

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強運を持つ人間たちがその“運”を競い、奪い合うという不思議なゲームが展開する異色サスペンス。銀行強盗のトマスは、逃走中に飛行機事故に見舞われるが、奇跡的に生き延びる。そして彼の前に、“運”を奪う能力を無くした男・フェデリコが現れる。


<ひとり スバラグリア祭り>  続行中。

正直、そんなに期待して観たわけではないのよね。

だけど、予想外の展開が待っていた!




荒涼とした地に建つ一軒のカジノ。
一人バカ勝ちしている客がいる。
一人の男が客に近づき、その手にそっと触れる。
その後、客はツキから見放される。
男は客から 「運」 を吸い取ったのだった。


え、そんなことありぃ? 冒頭からすっかり引き込まれてしまった。
と思っていたら、その運を奪い取った男:フェデリコ、しょぼくれてるけどなんだかみょーな色気があるおっさん、
エウセビオ・ポンセラ ではないか!?
おおおお!!!

ペドロ・アルモドヴァル <欲望の法則> で、ゲイの監督を演じたステキ☆おやじ。
あれから15年経ったらさすがに老けたけど、ガ然、気分はアゲアゲ!

カジノのオーナー サミュエルは、運を操ることができる、「神」 と言われる男だった。
彼とフェデリコのつき合いは、フェデリコが十代の時から。
しかし今フェデリコは、彼の元を去ろうとしていた。

それから7年後、飛行機事故が起きる。
ただ一人の生存者 トマスの元にフェデリコがやって来る。
彼は 「強運の男」 を探しているのだった。
フェデリコはトマスに、あるゲームに参加するように言う。

数々の運だめしゲームに勝ち残った、真の 「強運の男」 がサミュエルとの最終ラウンドに臨める。
サミュエルは無敵なのだ。 なぜなら彼は 「神」 だから。
「強運の男」 トマスは、最終ラウンドに残る。
サミュエルとのサシのロシアンルーレット対決。
そして――


intacto03.jpg




はっきり言おう。この作品はクイア・テイスト映画だ。
感じる人にしか感じられないテイストかも知れないが、そう思ってみると何もかもが腑に落ちる。
クイア目線だと全ての物語は、サミュエルとフェデリコに帰結する。

フェデリコはサムへの愛ゆえに、自分がみつけた 「強運の男」 を送り込んで、サムをばかげたゲームから救い出したかったのだ。(どんな形であれ)
その愛は屈折して複雑な形だのだが。
そして最後は、サミュエルにもそれがわかったのではないか。

intacto22.jpg


intacto23.jpg



さて、肝心の my☆ラブ レオナルド・スバラグリア なのだが、これが冴えないことこの上なし。
ストーリー展開の面白さの為に、スバラグリアのきらめき封印ってかんじ。
(これ、脚本がよく出来ているんだよね。アイデアもおもしろいし)

このストーリーが、サムとフェデリコの愛の物語であるゆえに、トマス=スバラグリアはコマのひとつ。
だから存在感が薄くても已む無し。


◆最初のロンゲ&ヒゲの時はけっこかっちょいいのだけど

intacto24.jpg


◆警察に追われている為、短髪にしてから今イチくん

intacto26.jpg


◆最後のサシの勝負は、パリッとな

intacto27.jpg


サミュエル役はマックス・フォン・シドー。
スペイン映画になぜ? ってかんじだけど。
サムはユダヤ人、強制収容所の生き残りだった。
複雑な半生の 「神」 にふさわしいキャスティングだった。

一方、エウセビオ・ポンセラ、これすごく難しい役だと思う。
この人ってやっぱり演技派なのね。リンダ、ますますスキ☆になりました。

しかしこの時、マックス・フォン・シドー(72)、ポンセラ(54)、なんて年齢層の高いカプリングざましょう。

尚、原題 「INTACTO」は、「無傷」の意。

スペイン映画って、どっちを向いても濃ゆいキャラばかりで、すっごくリンダ好み~~☆
リンダ、ハマりそう!

intact02.jpg やっぱり キュート☆


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