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はじめての大切なもの - 2011.06.06 Mon

「はじめての大切なもの」
(2010/ITALY/La prima cosa bella)


laprima02.jpg


1971年、若くて美しいアンナは、トスカーナのリヴォルノで母親が対象のコンテストの女王に選ばれた。だが、男たちの注目を集めてしまい、嫉妬深い夫の疑惑と息子の困惑を招き、家族は危機的な状況に陥る。天真爛漫で楽観的な母とその母に反感を持つ息子の微妙な関係を、過去と現在を行きつ戻りつ笑いをちりばめて描いた本作は、本年の米アカデミー賞イタリア代表に選ばれた。


【2011年 イタリア映画祭 上映作品】


4本目も、やはりファミリアの物語。

予想に反して、見応えのあるドラマだった。
今年見たイタリア映画祭一、二を争う秀作。




1971年地元(トスカーナ、りヴォルノ)の祭りで、若く美しいアンナは「美しいママコンテスト」で優勝する。
アンナの幼いこども二人、妹の方はママの栄誉を単純に喜ぶが、兄は複雑な顔をしている。
やがてこのことが夫の嫉妬をあおり、アンナとこどもは家を追い出される。

時代は現代に飛び、冴えない中年教師の元に妹がやって来て、母の死が近いことを告げる。
男は母に会いたくない、と言う。


ことほどさように、物語は過去と現在が交錯して描かれる。
アンナの息子、幼いブルーノが、冴えない中年教師と同一人物とわかるまで不覚にもしばし時間がかかった。
だってあまりにあまりの変化なんだもの。

アンナにこどもの時から反感を持つブルーノ。
”良く言えば” 天真爛漫、とにかく自由奔放な母、女手一つでこども二人を育てるには、女であることを武器にしなければ食っていけない。
ブルーノは、母の 「女」 である部分を間近に見て来て、母への複雑な思いがある。
しかし、母の死が近い今、母が家族を大切にしていたことがわかり、二人の関係は修復されて行く。


母と子のドラマを、時にシリアスに、時にイタリアらしい笑いを交えて描いた。
全く過不足なく、ケチのつけようがない。
(兄弟に父親違いの弟がいた件りとか笑えた~

laprima01.jpg

ブルーノ役 ヴァレリオ・マスタンドレアは、<考えてもムダさ> のロッカー役とは違う冴えない中年男。
今回はシリアスな演技だった。

いやいやそれより、死にそうなのに色ボケてるおばちゃんが、

ステファニア・サンドレッリ 

だと気づくのにえらく時間がかかった。
え、ひょっとして、いやまさか、と反問を繰り返しながら見ていたが確信に至る。

ステファニアは、歯ぐきがチャーミングなのだ。
この歯ぐきを見たら間違いようがない。

しかし昨年見た <ハートの問題> に herself でカメオ出演していた時は、相変わらずきれいだった気がしたけど。
こんなに変わるものか・・・。 さすが女優だ。

laprima04.jpg



「イタリア人って、こういう周りに迷惑をかけ続ける、問題ありの人に対して寛容なのよね」

見終わった時たもたもが言ったひとことに大きくきくうなずいたのだった。


パオロ・ヴィルズ監督のコメント:

――厳しい時代だからこそ、愛さずにはいられない人物たちの話にしたかった。

なるほどね。


ブルーノ役の三人。
バンビーノ時代、ティーンエイジャー時代の子たちがヴァレリオに似ていて、ちょっとおかしかった。
ヴァレリオはちょっと目立つほくろがあるので、他の二人にもほくろがついててかわいいのだ。

laprima03.jpg



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