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新春浅草歌舞伎2011 - 2011.01.11 Tue

「新春浅草歌舞伎2011」


今年も、恒例 <新春浅草歌舞伎> です。

第二部 15:00 @浅草公会堂

今年はお馴染みのメンバーが減り四人に。
春猿などが客演しています。


kabuki07.jpg




今年もつつがなく新年を迎え、新春浅草歌舞伎を見ることができました。
ありがたいことです。
(毎年このフレーズを使い回しております)


さて、演目は以下通り :

一、 壺坂霊験記(つぼさかれいげんき) 

病気を患い盲目となった座頭沢市が、女房お里による献身と愛の深さから観世音菩薩の功徳を受ける。
明治時代に人形浄瑠璃として初演された、夫婦の深い情愛を描いた物語。


タイトルは知っているけど、話はよくわかんねっつうのがいっぱいある。
これもそんなひとつ。こういう話だったのか・・・。

沢市というキャラは、今の言葉で言うと 「ヘタレ」 ですね。
盲目で貧乏の自分にイジけ、美人で優しい妻・お里に引け目を感じている。
あげく、自分がいない方がお里の為と身投げしてしまう。
今見るととんだ 「ヘタレ」 だけど、昔の尺度だと妻を思うゆえの 「愛」 となる。
夫の死に驚き嘆き悲しむお里は後を追う・・・。

そんなあぁぁ・・・ あまりにあまりの展開じゃあないのおぉ・・・。
と思っていると、そこに観世音菩薩(子役が演じる。カワイイ!) が現れ、夫婦愛とお里の信仰の深さに免じて、二人は生き返り、沢市の目は見えるようになる。ちゃんちゃん。
信心は大切ですよ、というお話。
 沢市 ・・・ 愛之助  お里 ・・・ 七之助 というキャスティング

           
二、 黒手組曲輪達引(くろてぐみくるわのたてひき)
   忍岡道行より三浦屋裏手水入りまで    
   浄瑠璃「忍岡恋曲者」  
 


これまた物知らずなもので全く知らなかったのですが、この 「黒手組助六」 というのは、歌舞伎十八番 「助六」 の、いわばパロデイ版として書かれたそうな。
本家を知っているとより楽しめるが、知らずとも十分楽しい演目。(もちろんチロは知らない人)

亀治郎が三役早替わりを演じるのだが、特に序盤の二役はマジックのような早替わりで、一瞬何が起きたのかわからず、口がポカンと開いてしまった。
後から考えると単純なフェイクなのだが、客を楽しませる歌舞伎の手の内に感心しちゃうのだった。

本編は、助六が父の仇を探すというシンプルなストーリー。
助六 ・・・ 亀治郎  その恋仲 三浦屋揚巻 ・・・ 七之助

七之助さんの花魁 揚巻がまばゆいばかりに美しい。
眼福。寿命が三年延びました。

そして最大の見せ場は大詰めの水入り。
父の仇 鳥居新左衛門(亀鶴)を討った助六は、追っ手から逃れ巨大な用水桶に身を隠す。
水がタプタプと入っているのが客席からも見え、そこにズブズブと入って行く。

ぎゃあ~~ 寒い~~! やめてえ~!!

夏ならまだしも真冬ですよおおおおおおお
用水桶から水が汲み出され、ザバンザバンと客席にも水がまかれます。
(その前の休憩時、前方の客席にビニールが配られてた)

この水入りは、二十二年ぶりの上演とのこと。
役者の意気を大いに感じ、どっぷり楽しんだ新春浅草歌舞伎なのだった。


楽しいお芝居を観た後、「飯田屋」にて どじょう鍋を食べました。
それもこれも世の中が平和であればこそ。
今年も LOVE&PEACE を願うチロなのでした。
ピース、ブラザー  

===

浅草公会堂前、スターの手形広場には、先ごろ亡くなった 富十郎さんと高峰秀子さん の手形に花が手向けられていました。合掌。

kabuki01.jpg
   さよなら、デコちゃん


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