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安らぎの家を探して - 2009.08.01 Sat

「安らぎの家を探して」
(2008/USA/A Place to Live: The Story of Triangle Square)


place02.jpg


~老後の人生を、安心して暮らしたい! そんな彼らを救うプロジェクトが始動した~
サブプライム・バブルに沸いていたアメリカ。 その影で、日々を苦しみながら生活する人々がいた。 LGBTのパイオニアとして生きてきた高齢者達だ。
貯金もなく、日々を細々と行きつないでいく彼ら。そんな彼らを救うべく、低所得層の高齢者が安心して住める、住宅プロジェクトが立ち上がった。 しかも入居者は、LGBTの高齢者だけ。この夢の様な計画に、大いに喜ぶ高齢者達。
果たして、彼らは、「安らぎの家」に住む事ができるのか。ロサンゼルスに建設された、トライアングル・スクエアを巡って、入居希望者に密着した社会派ドキュメンタリー。
ロサンゼルスのゲイ&レズビアン映画祭Outfestでは最優秀ドキュメンタリー・観客賞を受賞している。



【第18回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2009)上映作品】



今年の映画祭の裏テーマ 「ゲイと老い」
まさにそのものズバリな作品。

入居者は、LGBTで低所得者の高齢者だけという、”トライアングル・スクエア”を巡るドキュメンタリ。

ところで今年の映画祭、見たアメリカ映画は、この作品を含めたドキュメンタリ3本。
その他のドラマは、スゥエーデン、スペイン、フランス、イギリス、香港。
アメリカのドラマを見なかったなんて、こんなこと初めてかも。
グローバル化の波ってヤツかしら? (大体、アメリカ映画のドラマは、一本しかなかった)



夢のような話だわよね。日本じゃ考えられないけど、さすが ロス!!
”トライアングル・スクエア” に応募する人々 7人に密着。
それぞれの半生をふりかえる。

伊藤文学も言っていたけど、この年代の人々は、LGBTと自覚しながらも結婚はしたのよね。だから、こどもや孫もいたりして。
だけど離婚して現在独身。

かつて、LGBTの権利の為に活動する人もいた。
その為に上司とケンカして仕事をやめちゃったり、若くてツッバっていた時代。
その時代には、たしかに老後のことなんか考える余地がなかったろうなあ。

もちろんパートナーと堅実な家庭を築いている人もいるだろうが、実際シングル率が高いのだろう。
エイズで最愛のパートナーを亡くし、自身もエイズ治療中というおじさんもいた。

んでまた、この ”トライアングル・スクエア” というのが広くてきれい!
おじさんたちならずとも、誰でも住みたいと思う。チロも住みたい☆ (プールもあるよ)
建築士が言うには、ブラウンの部屋とブルーの部屋、ふた通り作った。それぞれの好みで選べるように。
選べるっていいじゃない!
日本だったら、低所得層だし住めればいいだろう、と画一的団地風住居を作るとこだよなあ。
そういう感覚は、ほんとうやましいと思う。

ここを終の棲家にと願う人々。 誰が抽選に当たり、誰がハズレるのか?
だけど、低所得層の高齢者で、いくら公的援助があるとはいえ、家賃の支払とか運営が立ちいかなくなったりしないのかな?
サブプライム・ローンのように、いいことばかり並べ立ててもね。

place01.jpg


なんかね、見ていてしょっぱい気持ちになった。
LGBTでなくても、老後の問題は他人事と思えず・・・。
暗澹たる思いがしたのだった。
とはいえ、周りはLGBTの人たちで気心知れる人ばかり、安心して老後が暮らせる、と満面の笑顔で話していたおじさんの顔が忘れられない。

上映後は、「タックスノット」(二丁目のバー)オーナー 大塚隆史(タック)さんと尾辻かなこさんのトークあり。
タックさん曰く、若い時から老後のことは考えていたと。
四畳半の汚いアパートで、寝たきりで一人天井を見上げている自分の将来像がいつもあった。
ゲイとして生きることを決めた時、そういう老後もまるごと受け入れる覚悟をした、という言葉が印象に残ってます。
(が、タックさんには二周り下のパートナーがいるので、「彼が看取ってくれるはず」とのことでした。うらやましい)

こういう作品を見ると、この映画祭の傾向も歳月を経て成熟して来たのかなあとしみじみ・・・。

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