2017-10

チェンジリング - 2009.02.27 Fri

「チェンジリング」
(2008/CHANGELING)


changeling-poster-1.jpg



1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。
だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。
そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。
しかし、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。



土曜の夜、なんとなく新聞を見ていたら、「あら、アカデミー賞って、もう月曜じゃん!」と気づき、ヤベ! ヤベ! あわてて日曜朝イチで見に行った。

09:55 @TOHOシネマズ日劇 (旧 日劇PLEX)
(いつのまにか、有楽町一帯は、TOHOシネマズになっていた)


クリント・イーストウッドって苦手なのよ。常に冷徹な視点でさ。だめなの。
だけど、アンジェリーナ・ジョリーがノミネートされているもんで、アカデミー賞の前に見ておかなくちゃと。




子を持つ親なら誰しも、わが子の姿がちょっと見えなくなった時、まさか何かあったのでは? と不吉な予感にいやな汗をかいたことがあるのではないだろうか? 多くの場合は杞憂に終わるが。
そんな日常にひそむ恐怖から物語は始まる。

息子の失踪から5ヶ月、戻って来た息子は見知らぬ少年だった ――

一体どんな陰謀がなのか? そのミステリのオチは? と思うじゃないの。
ところが陰謀でもオチでもなく、それは物語の序章に過ぎなかったのだ。

change03.jpg


全ては堕落したロス市警(LAPD)の仕業だった! またも LAPD!
腐敗ぶりが世間を騒がせていたLAPD、起死回生と少年を探し出したところ、母親に別人だと言われ引くに引けなくなった。

この子は本人だ。 おかあさん、あなたのカン違いです。


ありえね~~!!


LAPDに押し切られて、見知らぬ少年を家に連れて帰るクリスティン。
しかし、自分のこどもがわからぬ母親などこの世にいない。
自分のことを 「ママ」 と呼ぶ見知らぬ少年の得体の知れなさ・・・。
息子 ウオルターが通っていた歯科医や、担任の教師の証言を得(クリスティンは聡明な女性なのだ)、
「この子は人違いです。息子を探して」 と訴えるクリスティンをLAPDは、精神病院に入れてしまう。

ありえね~~!!

ところがこれが実話だと言うではないか!?
ここからさらに、LAPDの悪魔のごとき所業が次々とわかる。
いやほんと、恐ろし~~い!

これと並行して、少年ばかりを狙った大量連続殺人事件が浮かび上がる。
この事件のあまりのおぞましさに目をそむけたくなりました。
点と点が線になっていく構成はみごとであります。
ウオルターは被害者の一人なのかどうなのか?

クリスティンはLAPDを責める気持ちはなく、ただ息子を探して欲しいだけなのだ。
だが否応なくLAPDとの闘いに巻き込まれていく。
彼女を支援する牧師がジョン・マルコヴィッチなのだが、とにかく ジョンマルだからさ、素直に信じられないわけよ。うさんくさくて。 
そんなところも緊張感があったな。

change02.jpg
思いきり あやし~~よ ジョンマル!

やがて事件も終息。普通の映画ならここで終わるところ。
ところが物語は、これでもか、これでもかとまだ続く。クリントだから。
そこから2年後、3年後と、執拗に描くのよ。
カンベンしてくれ~と思っていたら、最後の展開にヤラれちまいました。

久しぶりに映画を見て嗚咽して泣けました。胃の辺りがひくっひくと。
周りからもすすり泣きの声が・・・。
見応えのある 2時間22分であった。

観終わった時、この作品でアンジーの受賞なないなと思った。
なぜなら、作品としての完成度が高く、主演女優の力量で見せる映画ではないからだ。
アンジーをはじめとする俳優陣全てが、ひとつのアンサンブルとなっていて、アンジーも自分のパートにベストを尽くしたというところだろう。
とはいえ、アカデミー賞! どんなサプライズがあるかわからない・・・
というようなことを、アカデミー賞前日 mixi の日記に書いたのだが。


「チェンジリング」とは、「取り換え子」 「間違えられた子」 のことをいう。


change01.jpg
クリントとアンジー (いい笑顔ですね)


アンジーも 6人の母として、身につまされたでしょう。

change044.jpg
ザハラちゃんとシャイロ(21ケ月) → ブラピにクリソツ!!(ラブリー 

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