2017-10

ROCK YOU ! - 2008.03.04 Tue

「ROCK YOU ! [ ロック・ユー!]」
(2001/A KNIGHT'S TALE)


knight2.jpg


中世ヨーロッパを舞台に、庶民の娯楽だった “ジュースティング(馬上槍試合)” に挑むひとりの若者の成長を描いた青春アクション・アドベンチャー。
14世紀。平民の若者ウィリアムは、ジュースティングをして諸国を巡る騎士エクスター卿の従者をしていた。
ある日、卿が不幸にも命を落とすとウィリアムは大会に出ることのできない平民であることを偽り出場、みごと優勝してしまう。そしてこの時、ウィリアムの心の中で何かに火が点くのだった……。
(allcinema ONLINE)


久々の スカッとさわやかな作品!!

観る前に、あら、この監督= ブライアン・ヘルゲランド
どっかで聞いた気がする・・・。
と、Imdbへ。

<The Order>(2003) ・・・。
これはもしかして、怪作 <悪霊食>(ブログ06/11/30) のことではないですかあ!?

ひゅるるるるぅ・・・ちょっとテンション下がったが、
なんと!!
<LA Confidential> (1997) の脚本を、カーティス・ハンソンとやった人ではないか!!
(→ アカデミー賞脚色賞受賞)

ガゼン 期待度MAX! 針がブチ切れるほど MAX!(調子いいな、チミ)

果たして――



舞台は14世紀中世ヨーロッパ、エクスター卿の急死で、従者 ウィリアムは、卿になりすまして大会に出場することに――

そして、場面が転換し、初めての試合になる。
いきなり QUEEN <WE WILL ROCK YOU> を観客たちが大合唱! 会場大盛り上がり!

さすが ブライアン・ヘルゲランドね。
大会の観客だけでなく、我々観ている側も、もう否応なくわくわくと浮き立つような高揚感でいっぱい。

ここで初めて気づいたのだが、この楽曲の歌詞とストーリーがぴったんこ合ってるんだわ。

We will we will rock you
We will we will rock you

おまえたちをあっといわせてやるぞ
おまえたちを揺さぶってやるぞ


若者が "何か事を成す" っていう予感・・・。
でまあ、この後、ウィリアムは連戦を重ね、ライバルとの対決、仲間との友情、姫とのラブと、アクション・コメデイ・ロマンス なんでも詰まった娯楽作となっている。

この作品がユニークなのはその脚本で、時代設定は中世なのだが、ロックの名曲を使ったり、現代とミックスしてるとこ。

そしてそのユニークさは、ポール・ベタニーの登場シーンにもある。

rock22.jpg
なんと マッパ!(なんでも粘着テープで貼り付け中! だとか)

彼こそは、ジェフリー・チョーサー だという (<カンタベリー物語>を書いた人ね)。

ジェフは、ウィリアムに貴族証を偽造し、彼の 「紋章官」 になる。
この時代、試合の前に、専属の紋章官が、その主のかっこいい口上を述べるのだ。
ボクシングの試合のリングアナみたいなかんじ。

これがチョーサーだから、口からでまかせ、かつ文学的で、盛り上げ方もうまくて、もうポール・ベタニーの独壇場。
Imdbによると、ポール・ベタニーは、演劇人一族なのね。
ロイヤル・シェイクスピア・シアターにもいたし、まさにうってつけ!
ブライアン・ヘルゲランドは、ポールの為にこの役を書いたと言う。
飄々として、掴みどころがなくて、だけど洞察力があって、時に思慮深く、いいキャラなのよ。
(だけど、ブライアン、「よく考えると登場のシーンは、別に裸である必要なかったよね」なんてジョーク飛ばしてました。 今さら言うか!)
この後、も一回 ゼンラになります(笑)

rock23.jpg


→このDVD、 特典として ブライアンとポール・ベタニーによる 「しゃべくり解説」 があって、これがすっごくおもしろかったです。

それによると、中世の若者をロックを通して、現代の若者と同じように生き生きと描きたい、とロックの楽曲を使うことにした経緯をブライアンは話していたけど。
AC/DC、 クラプトン、シン・リジイ・・・

圧巻だったのは、夜会のダンスシーン。
最初はウィリアムの故郷 ゲルダーランド(どこ、それ?)のまったりとした曲とダンス(ケルト風のヤツ)だったのだが、途中からビートが変わり、
DAVID BOWIE <GOLDEN YEARS>
になり、ダンスもいきなりアップテンポ、モダーンなものになる。
ここが 超かっこいいんだよ~!
こんなかっこいい <GOLDEN YEARS> の使い方ってありぃ? 
ゾクゾクしちゃったよ~!

と思ったら、音楽:カーター・バーウェル だったのね。
<セルロイド・クローゼット> の音楽やった人ね。
あの時もかっこいい音楽だなあ、と思ったけど。

かっこいいと言えば、カロライン・ハリス のデザインする 鎧と衣装がステキ 
「鎧姿はセクシーじゃないと」 というカロラインのコンセプトに おもて賛同!

さて、すっかり後になってしまった、ヒース・レジャー。
このウィリアムという若者にぴったりよ。この時、まだ 21歳なのね。
屋根葺き職人の息子が、「いつか ”騎士”になりたい。運命は変えられる」 と願う。
「夢と希望」 という普遍的テーマを具現化しているのよね。
若さと生命力に溢れていて、観ている者はみな彼を応援したくなる。
とっても チャーミング 
ヒース自身もこの撮影を楽しんでいただろうな、というのが伝わってきます。
だから、観ているこちらもとっても楽しいの。
これ、文句なくヒースの代表作ね。(ブロークバック山は別格として)

ROCKYOU011.jpg




この他のメンズたちも魅力的です。
ライバル、悪役 アダマー卿を演じた ルーファス・シーウェル

ROCKYOU03.jpg

いい! アクが強くて、ひとくせありそうで。

――アダマーは悪役だけど、魅力的に描いてあげたかった

コスチューム担当 カロライン・ハリスが言うのもわかるわあ 
(ブライアンとポールのナイショの話だと、るーふぁすって、ハレンチパーティばかり開いてるらしい!)

それと、エドワード王子役 ジェイムズ・ピュアフォイ

rock24.jpg
右ほほの十字の傷がまたセクスィ~☆ (ともぞう 心の俳句)

女性スタッフ・キャストから ”最もセクシーな男” に選ばれたそうな。
(別名 ピュアセックス と言われているらしい(笑)
画像だけ見ると、彼の魅力が十分伝わらないんだけど、動くとほんとステキなのよお~
ブライアンとポールは、次の ジェームズ・ボンドに間違いない! とイチ押し!
ああーん、私もピュアフォイが次のボンドに異議なし!!

<悪霊食>の時、作品は今イチくんだけど、「男選び」の趣味はいい、というわたくしの考えは正しかったですねっ!
ブライアン、ナイッス!

エンド・クレジット 最後の曲が <WE ARE THE CHAMPION>
これまた歌詞が映画本編とぴったし!

We are the champions, my friends
We'll keep on fighting to the end ・・・

終わってみると、ほんと、そういう話なんだよね。
QUEENに始まり、QUEENに終わる。 きれいにまとまりました。

今回の楽曲は全て歌詞と場面がマッチしてたんだよね。(しつこいな)
徹底した遊びゴコロ。
ウィリアムに名前を聞かれた時、姫が 「フォックス」 と名乗り、「フォクシーレデイか・・・」 とウィリアムがつぶやくシーン。
「ここは ジミヘンの <FOXY LADY> だろ!?」 と突っ込んだら、権利の関係で使えなかったらしい。
ブライアン、ごめんね、使えなかったんだね・・・。 ジミヘンは高いのか?
尚、D・ボウイは、すんなり曲の使用を許可してくれたと、ブライアンが感謝していた。
いいヤツじゃん、ボウイ!

ところでこの <WE ARE THE CHAMPION> を聞かれた QUEEN ファンの方は、「あら?」っと思った?
そうこれ、 ロビー・ウィリアムス + QUEEN のパフォーマンス だったのね。
最後までひねるなあ、ブライアン!


笑って泣けてエキサイトして、ほんとに楽しい一作。
だって、ケチのつけどころがないもん。
勧めてくださった かなかさん 多謝。


ウィリアムのこども時代を演ったコが、ちょっとロミロミに似てかわいかった・・・。

ROCK25.jpg



rockyou02.jpg
ポール・ベタニー&ジェニファー・コネリー夫妻 



調子に乗って、ベタ男もUPしてみた。(写真提供 白みるくさんち)

rock33.jpg


このコはおそらく 4歳(2003年生まれ)の ステランくんですね。
この上に、今年11歳(1997年生まれ)のカイ(ジェニファーの連れ子)がいます。
あ、でもこの写真が結婚して(2003年)まもない時に撮られたものだったら、カイくんかも。
ベタの金髪DNAが全く入ってないから、カイくんかなあ?
いやでも、やっぱりベタのDNAも感じる。
もっと他の画像もUPしてくれよ~、白みるくさ~ん!

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