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ビリディアナ - 2018.01.09 Tue

「ビリディアナ」
(1961/メキシコ+スペイン/Viridiana)


vir03.jpg


「メキシコ時代のブニュエル三大傑作」 その1 @シアターイメージフォーラム


今年観た一発目はこれ。
昨年末からシアターイメージフォーラムにて「メキシコ時代のブニュエル三大傑作」特別上映がありました。
1961年カンヌ映画祭パルムドール受賞。
脚本:ブニュエル&フリオ・アレハンドロ
カトリック教会からは大きな非難を浴びるなど「けしからん!」と物議をかもし、スペインやイタリアで上映禁止となった。


おおおお おもしろかった・・・(ヨロヨロ

正月早々こんなええもん見せてもろて、神様、おおきに。

正式に修道女となる前に、院長から叔父に会っておくよう言われたビリディアナ。
叔父ドン・ハイメの屋敷を訪れる。

vir05.jpg


寝間着に着替えるビリディアナ。
ここでもブニュエルの足フェチ炸裂!!

vir04.jpg


ドン・ハイメは亡き妻によく似たビリディアナに邪な愛情を寄せる。
叔父を受け入れらず、予定通りビリディアナは修道院に戻ることに。
ドン・ハイメはその前にせめて妻の花嫁衣裳を着てみて欲しいと懇願する。
(ドン・ハイメ=フェルナンド・レイは、ブニュエル組常連。この作品から参加)

vir02.jpg


そしてビリディアナに一服盛り眠らせるのだった。
↓ 死姦をも想起させる → これも”けしからん!”

vir09.jpg


ビリディアナが眠っている間に・・・ 
けしからん!けしからん!

vir06.jpg


もうこのあたりがエロティシズムの極致!(はあはあがとまりません)


ドン・ハイメは最後のところで思いとどまる。
しかし彼女には、眠っている間に彼女を犯したと嘘の告白をする(→後に撤回する
翌朝ビリディアナが屋敷を出て行くと、ドン・ハイメは自殺する。
と、ここまでが第一章。


第二章は、屋敷にドン・ハイメの一人息子ホルヘがやって来るところから始まる。
ホルヘはいけすかない世俗的なヤツで、父親同様にいとこのビリディアナに邪な視線を向ける。

vir07.jpg


聖女ビリディアナは修道女への道をあきらめ、乞食たちを屋敷に住まわせ食事を与える。
しかし、ビリディアナとホルヘが屋敷を空けた晩、乞食たちは母屋に忍び込み狂乱の宴を繰り広げる。

↓こういった晩餐のシーンってブニュエル作品でよく見る
vir08.jpg


乞食たちに「最後の晩餐」をやらせるとこも”けしからん”!
(このシーン、吹いた!!)

vir01.jpg


屋敷に戻って来たビリディアナは、世話をしていた乞食や不具者たちに強姦されそうになり・・・。
聖女がこんなことになるとは、やっぱり”けしからん”!

そしてラストシーンは、ビリディアナが信仰を捨てたことを暗示させる。
→ こりゃ”けしからん”!ってことになるわよねえ。


1939年スペイン内戦をきっかけに祖国を出たブニュエルが、24年ぶりにスペインに戻って監督した作品。
スタッフもキャストもスペインサイドで固めたが、主演のシルビア・ピナルは唯一メキシコの女優。
信仰に身を捧げる聖女ビリディアナを神々しくも美しく演じた。

全体を覆うブラックユーモアとむせかえるエロティシズム!
これぞ、ブニュエルマジック!! 傑作!
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