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婚約者の友人 - 2018.01.23 Tue

「婚約者の友人」
(2016/フランス+ドイツ/FRANTZ)


frantz02.jpg


フランソワ・オゾンの新作。
原作はモウリス・ロスタンの戯曲。
パルラ・ベーアが第73回ベネチア国際映画祭「マルチェロ・マストロヤンニ賞」(新人俳優賞)を受賞した。
イヴ・サンローラン] の美しいピエール・ニネ主演。
10月21日公開。
見そびれて公開終了ギリギリ、12月末にやっと見た。

@渋谷uplink


おもしろかったです。

1919年第一次世界大戦後のドイツ。婚約者フランツをフランスとの戦いで亡くしたアンナは、フランツの両親と共に悲嘆に暮れる日々を送っていた。
ある日彼の友人だというアドリアンが訪ねて来る。
彼が語るフランツとの友情に、アンナも両親も癒されていく。

frantz01.jpg


アンナはアドリアンに次第に魅かれて行くが、
アドリアンはある秘密を抱えていた――


frantz06.jpg



アドリアンの抱えるヒミツって・・・。
そこはオゾンで、美しいピエール・ニネだったら、

それはもう
とーぜん
アレ
しかないわよね。

とチロル勝手に決めてました。

ところが真相は全く斜め上をいくものだった・・・。



アドリアンは、実はフランツの友人などではなく、戦場でフランツを殺した兵士だった。

そのヒミツは、同じ戯曲を映画化した、エルンスト・ルビッチ作品のタイトルを見ればモロわかり。
(ちなみにこのオゾン作品の原題は「FRANTZ」)

私の殺した男 [DVD]
ライオネル・バリモア
ジュネス企画
2010-07-25




しか~し、オゾンの方も確信犯的に、我々をミスリードさせるようなショットを入れて来るとです。

frantz03.jpg


それを知ったアンナはショックを受ける。
アドリアンは帰国する。

・・・

えええ ここでおわりぃ??

この作品とっても評判いいってえのに、全然話違うんだけど・・・。

うんにゃ、まだここから第2部があるのだった。

アドリアンとアンナは手紙のやり取りをしていたが、ある日宛先不明で戻って来てしまう。
フランツの両親は、アンナとアドリアンの仲を応援し、アンナをパリに行かせる。

このパリ編からが非常におもしろくワクワクと見せる。
アドリアンはパリ交響楽団のバイオリニストと言っていたが、果たしてそれは本当なのか?
フランツが好きだったという、ルーブルのマネの画は本当にあるのか?
何がうそで何が真実?

ドイツでの第一部はゆったりとしたテンポだったけろ、パリの第二部は畳みかけるようなアップテンポ。緩急のつけ方がニクい。

アドリアンとの再会を果たしたアンナ。彼は大きな屋敷のボンボンだった。
そして彼にはフィアンセもいたのだ。
アンナはまたもショックを受ける。

↓フィアンセがマニッシュな女性なのもオゾンの意図を感じる
frantz05.jpg


謝罪の為ドイツを訪れたのも、ボンボンのイノセントな自己満足だったのかしら?
そして果たして私たちは、彼とアンナが結ばれることを望んでいたのかしら?
つまり、彼と結ばれてアンナは幸せになれるの?

そんなこととは別に、この映画を覆うのは、戦勝国も敗戦国にも残る、戦争の深い傷跡なのだった。

はい、ってことで、2017年myベストランクイン作品となりました。
アンナ役パウラ・ベーアもとってもよかったです。
そうそう、全編モノクロ映像なんだけど、突然神の天啓を受けたかのようにカラーのシーンになるところがある。
なんだか不思議な気持ちになります。

frantz04.jpg
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